あなたの人生です、どうぞご自由に
あなたの人生です、どうぞご自由に
今日も読んでくださりありがとうございます。「らーまの日記」では、私の身の回りで起こった出来事など、何気ない日常を書いています。
私は母親のことがあまり好きではありません
79歳になる母親が介護施設に入所して、早1年が経ちます。母親は、私が生まれる前から保育士として働いていました。60歳でいったん、長年勤めた保育園を退職しましたが、その後も嘱託職員として70代半ばまで働いていました。
そんな働く母親を見て育ってきた私は、母親が何でもできる人だと思っていました。しかし、私の妄想はもろく崩れ去り。
母親は、保育以外のことは正直、「井の中の蛙、大海を知らず」状態で、いつの間にか私の方が世間が広くなり、それと同時に、母親の依存心の強さに嫌気がさすことが多くなっていました。
ご飯をパンに変えてもいいか
そんな母親から電話がありました。「ご飯だとあまり入らないから、パンに変えてもいいか。」と、私に許可を取るように聞いてきました。
私は、「なぜ、そんなことを私に聞くのか。」と尋ねると、母親は、「施設の人が娘さんに確認して。」と、言ったからだと答えました。
私は、そんなことまで確認しなければいけないのか疑問に思いましたが、「自分の人生なので、どうぞお好きに。」とだけ答えました。
以前の私なら、「パンよりご飯の方が腹持ちもして良いでしょ。」と、答えていたと思います。でも、今は私の人生ではない。母親の人生だ。それに、あと何年生きて食事を食べられるのかもわからないので、好きにすればいいと、心から思います。
母親も、あっさりと私が返事したことに拍子抜けした様子で、「あら、いいのね。自由にするわ。」と言って、電話を切りました。
私のところに相談にいらっしゃる方の多くは、私より年上の方が多いです。その人たちに、「自由に生きればいいのですよ。」と、お伝えしているのに、自分の親にはそう言わないのもおかしなものですよね。
そう、誰しもが人生の主役。自分の人生は自分が主役です。どうぞ自由に生きてください。私も自由に自分の人生を生きていきます!
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