大丈夫、死ぬまで生きとる!
大丈夫、死ぬまで生きとる!
今日も読んでくださりありがとうございます。「らーまの日記」では、私の身の回りで起こった出来事など、何気ない日常を書いています。
幸せだと言った父親
83歳になった父親です。要介護5の寝たきりとなり、介護施設に入所して1年が経ちました。その父親は、先週から調子が悪く、あれから1週間が経ちました。
食欲は無く、施設のご飯は食べておらず、水分のみを口にしている程度。施設には看取りでと伝えてあるので、面会時間も夜の9時まで延長してもらえることになり、初孫である長男を2日(木)の仕事が終わった夜に連れて面会へ行きました。
長男は、父親が入院して以来、一度も会っておらず、部屋に入るなり父親の姿を見て泣いていました。1時間近く、父親との時間を一緒に過ごしました。
3日(金)は、娘たちと一緒に面会へ行きました。戦前生まれの父親は、幼少の頃ケーキを食べたいのに食べられなかったと言います。そんな父親にショートケーキを持参しました。部屋で娘たちと一緒に、美味しそうに半分くらいケーキを食べました。
そんな父親は、「幸せだ。」と言いました。私と父親は涙を流していました。
ビールが飲みたい!
父親に、何か食べたいものはあるか尋ねたところ、「ビールが飲みたい!」と、元気に言いました。私は、思わず笑ってしまいました(笑)。
他にも、「コッペパンをパックっと食べたい!」と、幼少の頃食べられなかった思いが強いのか、これまた元気に言いました(笑)。
元気なころは、よく食べ、よく飲んだ父親です。今では、ご飯は食べたくないと言います。次に行く時は、ビールとコッペパンを持参して行くことにしよう!
「それまで生きていてね。」と言うと、父親は、「大丈夫、死ぬまで生きとる!」って(笑)。いつも通り、面白い父親でした。
本当に生きていてね。
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