父親が他界しました
父親が他界しました
今日も読んでくださりありがとうございます。「らーまの日記」では、私の身の回りで起こった出来事など、何気ない日常を書いています。
父親は静かに息を引き取っていました
私の父親(83歳)は、14日の夕方。静かに息を引き取りました。
要介護5で寝たきりだった父親は、昨年10月31日に今の介護施設に入所し、あれから約1年と数週間。施設の方にお世話になりながら、最期を静かに迎えていました。
先月末に、「もう長くはないだろう。」と、施設の医師から告げられていましたが、よく食べよく話をしていた父親です。亡くなる前の日も面会へ行っていましたが、好きなビールを飲み、私が作った甘酒を食べ、ミカンも食べていました。
亡くなる当日、私は昼過ぎに面会へ行き、声が出なくなった父親に水を飲ませ、甘酒を食べさせ、ビールを飲ませました。食べること、飲むことが好きな父親です。大きく口を開けてもぐもぐ、ごっくんとしていました。
しかし、その日は特に痰のからみがひどく、自分では痰を出せなくなっていた父親です。施設の看護師に吸引をお願いし、様子を見ていました。吸引される父親は苦しそうで、見ているこちらが辛くなりました。
吸引後、父親はそのまま目を閉じて眠る様子だったので、頭と顔を撫で、また来ることを伝え帰宅しました。帰宅する際、「もう今日か明日には息を引き取るだろう。」と思いました。
帰宅後、16時半過ぎのこと。夕飯の準備をする前に、少し休憩をしていると、家の電話が鳴りました。相手は、施設の看護師からで、「父親が息をしていない。」とのことでした。医師が1時間後くらいに来るので、その後、死亡確認をすることになると伝えられました。
私は電話口で、嗚咽を漏らしていました。その声に驚いたのか、隣の部屋にいた娘たちが急いで私の様子を確認しに来ました。私は、娘たちに父親が亡くなったことを伝えました。
その後は、母親へ連絡し、お寺へも連絡。施設へと向かいました。
父親は穏やかな人だったと
施設へ到着すると、すぐに部屋へ行き、父親と対面しました。ほんの数時間前まで息をしていた父親は、帰る時と同じ、穏やかな顔をして眠るように横たわっていました。
施設の方の話で、私が帰った後、再び吸引をした際はまだ息をしていたそう。16時台におしめを交換した際、息をしていないことが分かったとのことでした。
看取りでと、伝えてあったので、特に措置などすることはなく、穏やかな最期を迎えられたと、部屋からの雰囲気でも分かりました。その後、医師に死亡確認をしてもらい、葬儀屋へ連絡。
葬儀屋を待つ間、何人か施設の方と話をしていて、どの方も父親は、「とても明るく穏やかな方でした。」と、言われました。
私が知る父親は、とても癖が強く、娘としては「いやな奴」としか感じていませんでした。でも、寝たきりになってからは、父親の心の寛大さや相手への気遣いに気づくことができました。
父親から「愛」を教えてもらったように感じます
父親と過ごしたこの数週間。父親は、「幸せだ。」と、何回も言って涙を流していました。私もその時を、幸せに感じていました。父親から、「愛」を教わったのだと感じています。
最期まで、食べて飲んだ父親です。幸せだと感じたまま空へと帰って行ったかな。
施設の方々も、「最期まで食事をしていた人は見たことがない。幸せだったでしょう。」と、話されていました。
明日16日は、出棺です。暖かい日になりそう。家族で、父親を見送りたいと思います。
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