ひな祭りの由来を知っていますか?
ひな祭りの由来を知っていますか?
3月3日は桃の節句
ひな祭りの由来は中国から伝わった「五節句」という行事の一つ「上巳」。ちなみに五節句は
・1月7日「人日(七草がゆ)」
・3月3日「上巳(桃の節句)」
・5月5日「端午(菖蒲の節句)」
・7月7日「七夕(星祭)」
・9月9日「重陽(菊の節句)」
です。そもそも節句とは、季節の節目を意味する「節」のこと。この頃は、昔から邪気が入りやすいとされていました。五節句の一つ上巳は、中国では川で身を清める習慣がありましたが、日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し、川に流すことで邪気払いをする行事として広がっていきました。この人形を流して邪気を払う習慣が、現在でも行われている地方がある「流し雛」のルーツと言われています。
人形はいつ出すのか
わが家では、昨日(2月25日)20数年ぶりにひな人形を出しました。このひな人形の「ひな」には、小さくてかわいらしいものという意味があるそうで、平安時代の貴族の子どもたちの間で流行っていた人形遊びと「上巳」が結びつき、今の「ひな祭り」の原型になったのではと考えられているそうです。そのひな人形、いつから出すのがいいのでしょうか。厄払いの意味があるので、3月3日の当日だけでなく長い期間飾っておいてもいいのでしょう。飾り始めるタイミングは、2月に入って節分の豆まきで厄払いをした後が良いとされています。ただ、この時期だと決まりがあるわけではないそうです。わが家のように気が付いたときに出せばいいのでは~。
ひな人形は早く片付けた方がよい?
よく耳にするのは、「早く片付けないとお嫁に行きそびれるよ~。」と、何度か聞いたことがあります。私が幼少の時、父親が嫌々出しては、嫌々片付けていたのを覚えています(笑)。今思うと、面倒くさかっただけでしょうね~。はい。片付ける時期には決まりはないそう。ただ、厄除けの身代わりになった人形のため、いつまでも飾っておくのは良くないから早めに片付けた方がいいでしょう。他にも、ひな人形を婚礼、結婚の象徴ととらえ、早く片付けることで嫁に早く行くよう片付けるしつけとして行われているようです。
旧暦3月3日は今の4月上旬頃
ひな祭りのルーツ「上巳」の節句は、もともと旧暦3月3日で、今でいう4月上旬頃のこと。そのため、地域によっては3月末や4月上旬までひな人形を飾っているところがあります。なので、急いで片付けなくても、ご自身のいいタイミングで片づけをされればいいのでしょう。わが家も、せっかく久しぶりに飾ったので3月中はひな人形を楽しもうと思います。
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