大切に思ってくれる人を大切にする

好きだった相手への気持ちを断ち切った時

私がまだ独身だった頃、自分から好きになって付き合っていた男性がいました。こちらから好きになったので、相手の気持ちを振り向かせようと、相手に合わせることが多かったように思います。

そんな、自分の本音に蓋をして付き合う関係性は次第にストレスだと感じ、離れることを決意しました。が、なかなか離れられずにいました。

そんな時、あることがきっかけで、「彼との同じ未来は考えられない！もう会わないし、連絡もしないことにしよう！」と、心に強く思い、自分への決意表明をするために別れの手紙を書きました。

その中の一文に、「私を大切に思ってくれる人を、私も大切に思いたい。」と書いたことを、今でも覚えています。

付き合っていた男性は、私のことを大切に思っているようには感じなかったからです。そのような相手と一緒に居ても、自分が壊れるだけだと、その時の私は冷静な気持ちになり相手への思いを断ち切っていました。

本来の自分を取り戻し自分らしく生きられるようになりました

男性に別れの手紙を書き終えたことで、自分の中に安堵した気持ちが広がりました。

手紙の内容は、あの一文しか思い出せませんが、「人を好きになる」という経験をさせてもらった相手。男性への感謝の気持ちを伝えたことは間違いありません。

別れてからしばらくは、時間の使い方が分からなくいましたが、それも時が経つにつれ、徐々に本来の自分に戻っていきました。「自分らしさ」を忘れていたあの時間。今では懐かしい思い出です。

人はだれしも恋をすると、そちらに能力を取られ、仕事や学業の能力が半分以下になるそう。確かに、浮足立った感じで仕事に集中できていなかったかもしれません。私の人生にも、そんな浮足立つ時間が必要だったのでしょうね。

その経験が、今の仕事で役に立っていますから。あなたの人生で、浮足立った経験はありますか？