今日一日を意識して生きていますか？

もし〇〇になったら

私は、次男を生後一か月で亡くしてから、「一日を楽しんで生きよう！」と、思うようになり、今を生きています。その前までは、まだ来ぬ未来のことを悪い方に考える（創造する）方がどちらかと言うと得意でした。

でも、今ではすっかり少し先のことは考え、それを創造しますが、遠い未来のことはその時考えて対処していけばいいと思うようになっています。

反対に、今の異常気象を思うと、もしまた東海豪雨（名古屋市北部を流れる庄内川の堤防が決壊したほどの大雨による被害）のような大雨が降り続いて、ろくに車も電車もつかえない、交通機関がマヒするようなことが続くとしたら、その時どのように過ごせばいいか。そのことを想像し、その時の対応についてシミュレーションするようになりました。

介護施設で働く職員に聞いた話

当時、介護施設で働いていた職員の方に話を聞いたことがあります。その施設は、１階に居住スペースが無かったことから、住民を避難させることはなかったけれど、厨房が浸水し、１週間程度食事の準備ができず、パンやおにぎりなど、配給されたものを提供していたとのことでした。

その時、入居者は口々に「戦時中は食べるものが無かったから、食べ物があるだけマシだよ。」と、皆が話されたそうです。体験しているからこそ、言える言葉。

私たちは、これからまだまだ変わっていく世の中を、初体験することが増えるのでしょう。その体験を不安に思わず、いつも言うように「経験値が上がった」と捉えられる心のゆとりを持っておきたい。

そして、起こることすべてが必然だと思い、その日一日を楽しんで過ごしていきたいですね。

あなたはこれから、いくつの初体験をしていくのでしょうね。共に楽しんでいきましょう。