占い鑑定師 - 高橋理恵

私のユーモアは父親譲りでした

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私のユーモアは父親譲りでした

 

介護施設に入所中の父親の病院へ付き添いました

私には、昨年夏に寝たきり(要介護5)になった父親(82歳)がいます。現在、介護施設で生活をしています。その父親の熱が下がらないとのことで、以前入院した際、治療した箇所が原因ではないかとのことで、病院へ診察してもらいに行くことに。

行きは、父親は介護施設から病院まで介護タクシーに乗ってやって来ました。私と病院で合流し、診察を待っていました。長時間待たされ、その間、よく話す父親と久しぶりに会っての会話をしました。

少し、認知症が認められる父親です。その会話は、私からするとかなりの妄想が入っていて、聞いていて面白いと感じていました。例えば、歩けないはずなのに、「家に帰ってきたら知らない男が家にいた。あれは誰だ?」とか、「タンスが無くなっていたけれど捨てたのか?」とか、「部屋の壁をぶち抜いたのか?」など、あり得ない妄想が続きました。私が、一つ一つ説明をすると、「俺はボケたのか?」と、自分を疑っていました。

 

 

看護師さんとのやり取りに大爆笑

昼近くにやっと診察の順番が回ってきました。以前、泌尿器科の手術でお世話になった医師が担当でした。手術箇所に問題は無いそうで、少し腫れて膿が溜まっている個所を切開し膿を出す処置をして終わりました。

寝たきりの父親ですが口は達者で、看護師さんにユーモアを言っては、大爆笑の中での処置でした。その後、私は処置室を後にしたのですが、おしめを取り換えてもらっている間、父親の声と看護師さんたちとの楽しそうな会話が待合室まで聞こえてきました。

そう。昨年、施設に入る前に入院していた病院の看護師さんに、「お父さんはいつも明るく楽しくしてくれるから、看護するこちらが助かります。」と、父親の持ち前のお気楽な明るさを伝えてもらったことを思い出しました。

そういえば、今の私も父親のように、「生きている今」つまり「今を生きること」を楽しむようにしています。この性格は、父親譲りだったのでしょう。

 

 

ビールが飲みたい!

父親の今の望みは、「ビールが飲みたい!」だそう。今後、入居施設の部屋に自由に入られるようになったら持っていくことを約束しました。

診察後、喉が渇いたと言う父親に、水筒のお茶を飲ませました。父親は、両腕も動かすことが困難になっていました。その時、父親は私の幼少期を思い出した様で、「お前に飲ませていたとき、もう要らないと手で払われたな~。」と、懐かしそうにしていました。今は、その立場が逆転しましたね。

本人が言うには、あと2、3年は生きるそうです。明るい性格のまま、好きなだけ生きてほしいと思います。

 

 

 

 

この記事を書いた人

らーま

占い鑑定師
四柱推命やタロット占い、手相占いを中心に他の占いも組み合わせた鑑定を行なっています。

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