どうしてもマイナス思考になるときは

思考は海の波に例えられる

タロット占い教室での話です。

介護士として介護施設で働いている彼女は、いつもマイナス思考になりやすいです。「悪い癖」というのでしょうか。教室の時も、悪い意味に取れるカードを見ると、どん底に落ちるかのような発言をします。

今日も授業の最後に、彼女の近未来を自分で占ってもらうことにしました。その時出たカードを見て、彼女はまた得意のマイナス思考でカードの意味を読みはじめました。

私と一緒にカードを読んでいくと、彼女のカードは悪い意味ではなく、良い方へと向かうカードばかりでした。一つ一つカードの示す意味を解説していくと、彼女は、

「自分だけで読むと、すぐに悪い方へと読んでしまいます。どうすればいいでしょうか。」

と話されるので、私は、

「今だけを見て、今が大丈夫ならきっと未来も大丈夫だと思えばいいですよ。」

とお伝えしました。彼女は、とても感心していました。

そう。マイナス思考になったら、それを一旦否定する。「そうならないから大丈夫」と置き換える。それを繰り返していくと、マイナス思考になっている時間が段々短くなり、そのうちマイナス思考に傾く時間がほぼ無くなっている状態に近づくのでしょう。

海の波で例えるなら大波だったものが、気づけば小波になり、そして穏やかな海面になっていく。思考もそんな感じで変化していくことでしょう。

「今」を一生懸命に生きる

今、考えないといけないことは、今考える。今、考えなくてもいいことは、考えなくていい。

だって、今日か明日、生きている保証はどこにもありませんから。ならば、今を生きていくことに全力投球でもいいのではないでしょうか。

その積み重ねが、未来なのだから。

あなたの「今」。一生懸命に生きていますか？